事業・施設紹介

福祉サービス事業

義肢・装具・車いすの利用者さんとの関わりから生まれた事業
障害のある方の就労をトータルで支援する「ワークイノベーションセンター」

福祉サービス事業について

就労支援部 課長 志賀 智史 Shiga Satoshi

多様性のある豊かな人生を
歩んでいただくために

当社はあらゆる人々の生活の質を向上するため、義肢・装具・車いすなどの製作販売を行ってきました。
当社の製品を利用して日常を取り戻し、活動の幅が広がって働きたいと思ったときに
そのサポートまでを担いたいと思ったことが、
就労支援部を立ち上げるきっかけでした。
そして2016年12月に「ワークイノベーションセンター」を設立し
就労継続支援B型・就労移行支援などの事業をスタートしました。
思いはこれまでの事業の延長線上にあっても、
事業内容はまったく異なる分野への挑戦。
苦労もありましたが、幼いころから当社の車いすを使っていた方が利用を開始されて
ご家族の方の喜ぶ顔が見られたときに、この取り組みの意味を実感しました。

現在は、福祉・介護の経験豊富な7人のスタッフが、
30名の利用者さん一人ひとりに寄り添って支援を行っています。
施設利用の際は、利用計画書の作成から一般就労後の職場定着サポートまでを一貫して行います。
業務は実際の仕事を想定し、PC入力、印刷業務、各種アッセンブリー作業、環境美化、清掃など幅広く、
利用者さんの特性を考慮し、適切かつ達成感を得られる作業を提供しています。
最近も利用を始めたばかりの方のご家族から
「ワークイノベーションセンターに通うようになって表情が変わりました」と
嬉しい言葉をいただき、改めてこの仕事に携わる喜びを感じました。
誰もが安心して暮らし、挑戦できる社会づくりを目指し
グループホームの展開にも取り組む予定です。
これからも、利用者さんとご家族の期待、社会のニーズに応えながら
さまざまな挑戦を重ねていきたいと思います。

ワークイノベーションセンター

幸和義肢研究所内に設立した、就労支援を包括的に行う多機能型の事業所です。福祉・介護の経験豊富な熟練スタッフが在籍し、利用者一人ひとりの特性や悩みに寄り添ったサポートを行っています。作業内容が多岐にわたるので適正に合わせて配分し、少しずつステップアップできるよう考慮しています。

就労支援について

  • 就労継続支援B型

    企業などからの雇用が難しい方が、生産活動や軽作業を通して、就労に必要な知識・能力を身につける場所です。雇用契約がないため、労働に対する対価は工賃として支払われます。

  • 就労移行支援

    一般企業への就労を希望する満65歳未満の障害のある方が、適性に応じて、就労に必要な知識、能力、技術を習得するトレーニングをしています。

  • 指定特定相談支援

    障害のある方が自立した生活を送れるよう、相談支援専門員が一人ひとりに合わせた就労プランを作成。サービスの利用をマネジメントし、適切なケアを行います。

  • 就労定着支援

    就労移行支援などを利用して一般就労した方が働き続けられるように、就労先企業や関係機関と連携をとり、継続的な指導や助言を行っています。